妄想・裏事情 ノーベル賞受賞者発表とTPP大筋合意が同じ日
2015年のノーベル医学・生理学賞が発表された。
http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/medicine/laureates/2015/
今年は3人。アメリカ人のウイリアム・キャンベル氏、中国の屠(ト)・ユウユウ氏
そして、わが日本からは大村智氏。 おめでとうございます。
さっそく翌日の株式市場は反応し、午前の前場は軒並み続伸して終了だそうな。
ご祝儀相場なのかも。
気になるのは、ノーベル賞の発表がTPP大筋合意の夜だったこと。
TPPは必ずしも日本国および日本人に良いことばかりもたらすものではない、と
以前より散々ささやかれているだけに、ノーベル賞受賞はさしずめ
嵐の前の前夜祭かと勘ぐってしまう。
とくに中国なんぞは、TPPが中国はずしの意図があると前々からいわれ
それが遂に大筋合意したのだから、大筋合意の夜はさしずめ噴飯ものだろう。
そこへ同じ日に中国人のノーベル受賞者を発表すれば
中国国内の庶民の目からTPP大筋合意によって生まれる中国の不利な部分の報道は
しばらくは隠せることとなる。
となると、日本は?ただの偶然なのだろうか?大村さん受賞よりも扱いは小さい
ものの、日本国内のかなりの数の農家は、近い将来大打撃をくらうだろうと報道もされている。
大筋合意の直前は乳製品でNZがゴネ、医薬品でカナダがゴネたが
両国とも受賞者なし。ということは両国のトップ記事はTPPオンリーとなる。
でも、そこで両国民が怒り心頭とならないようならば、マイナス面はさほどないのかもしれない。
ノーベル賞はTPP大筋合意による、この先しのび寄る苦難から目をそむけさせる
線香花火なのかもしれない。そんな妄想をしてみました。
ドラマ『Xファイル』のスカリー捜査官になりきって「モルダー、あなた疲れているのよ」ならぬ
「kyukkoちゃん、あなた疲れているのよ」ならば良いのだが・・