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つ*ぶ*や*き
2 juin 2011

お願い政権の危なっかしさ 日経新聞 記事感想

「それでは、この件に関して皆様にはお手数をかけますが、ひとつよろしくお願いいたします。」 日本人で、ある一定の年齢に達したら、この言葉を聞かない人はいないぐらい、日常会話において「よろしくお願いいたします。」は、よく耳にする。従来より指摘されているが「よろしくお願いいたします。」を英訳することはできない。なぜならば、(○○)という案件に対して、合議の結果(△△)という手法で解決することを決めた、という、英訳において決して省くことのできない文言が省略されているので、英訳できないのである。では、単純に追加すれば良いではないか?というと、そう事は簡単ではない。「よろしくお願いします。」には、その場に応じていろいろな解釈が生まれるからだ。

 

前置きが長すぎたが、今回管首相が中部電力に対して浜岡原発の停止をお願いした。かねてより浜岡原発がこのたびの福島第一原発と同様のことを起こしたら、首都圏への被害は福島の比どころではないと、市民団体等から指摘されていた。首相のお願いを中部電力が受諾することで、今回は解決したのだが、日本は議会制民主主義の国である。首相といえども、議決には従わなくてはいけない。それが今回は議決も経ず、首相のお願いで、事が動いてしまったのだ。

 

523日(月)付けの日経新聞(朝刊)の核心という欄に、滝田洋一編集委員による『お願い政権の危なっかしさ』という記事が載った。委員の言を借りれば、『お願いやご理解といった「歴史の古層」が前面に出て、勢いを増しているのはなぜか。』上記の浜岡原発停止の件、夏場の一律15%の節電の件、福島原発からの自主避難の件、枝野長官が金融機関に向けて、東電の債権放棄をお願いした件等々、記事内にも具体例が散見されている。いずれも(○○)という原因ゆえ、その対策として(△△)がもっとも有効策だからと根拠をきちんと提示された末の発言ではない。委員いわく『明確なルールを欠いたまま、お願いとご理解を繰り返すと、社会全体がどこに向かうのかが分からないではないか』。(中略)『国民にゲタを預けるなら、どこにどんなリスクがあるか、政策の得失はどうなっているのかを示すべきだ。』は、文字通り国民の声なき声を代弁してくれている。

 

他の方の同記事に対する感想

http://www.google.co.jp/#hl=ja&xhr=t&q=%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84%E6%94%BF%E6%A8%A9%E3%81%AE&cp=6&rlz=1W1GGLD_ja&wrapid=tljp1306394749182030&um=1&ie=UTF-8&tbo=u&tbm=blg&source=og&sa=N&tab=wb&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.&fp=87933e8c064e7c9b&biw=853&bih=469

 

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