1 novembre 2012
五足の靴
薄い本にもかかわらず、頁を繰らないまま返却日を迎えること数回、このたびようやく読了した。 この本の存在を教えてくれたのはFacebook 上で知り合った@本馬さんと@大隅さんのお二人。時期がバラバラにもかかわらず各々ウォールの投稿記事にこの本に触れられたことがあったので、熊本の方には誇りに思う一冊なのだろうと思ったからだった。 そういう動機だったので、目次を開いてまずビックリ。てっきり九州は天草に特化した紀行文なのかと思いきや、広島県は宮島口から始まるではないか。 しかも全行程(広島→山口→福岡→佐賀→長崎→熊本→福岡→京都→東京)のうち、肝心の天草半島や二、三の都市を除くと最低一度は訪ねた処ばかり…。表紙を開くまでは時間がかかったが、読みはじめたとたん虜(とりこ)になった。...